BBQ日本一決定戦 「JAPAN BBQ CHAMPIONSHIP 2025」初開催 総合優勝は「THE SMOKE CLUB」、10月には米国の大会に出場

 JAPAN BBQ CHAMPIONSHIP 実行委員会は6月29日、日本全国のBBQマスターが一堂に会し、国内最高峰の技術を競い合うコンテスト「JAPAN BBQ CHAMPIONSHIP 2025」を千葉市美浜区の「BBQ&CAMP THE B’NC」(幕張豊砂公園)で開催した。今回が初開催となる同大会はアメリカンBBQ文化を育て広めていくコンペティション。日本で一般的な焼き肉形式ではなく、薪や炭を使って肉や野菜などを長時間かけてじっくり焼く、または煙でスモークするのがアメリカンBBQ。プロ・アマ問わず、全国から集まったBBQへの情熱と愛がある全8チームが出場し、当日提供されたアメリカンポークなどの食材をそれぞれ自由にグリルやスモーカーなどを使い、制限時間内(6時間)に「チキンレッグ」「スペアリブ」をじっくりと焼き上げた。審査基準は「見た目」(15%) 、「調理の正確さ」(35%)、「味」(50%)の3項目。トロイ・ミラー氏(Troy’s American BBQ KCBS審査員)、ERI氏(ハンバーガー女子)、小嶋亮太氏(Weber Grill Academy講師・WAGYU BOYS)、そしてUSMEFの加藤悟司ジャパンディレクターの4人がブラインドジャッジで試食、採点を実施した。
 審査の結果、総合優勝には「THE SMOKE CLUB」(静岡)が唯一の90点超えのスコアを出して輝いた。チキンレッグ部門、スペアリブ部門のそれぞれを制する完全優勝を達成した。特にスペアリブ部門では、ウイスキーやバターを肉の内部に注入し、さらにチョコレートを使用したBBQソースでコーティング。芳醇な香りが肉のうまみを引き立て、93.7点という高得点を獲得した。「THE SMOKE CLUB」の平田匡人オーナー(写真右)は「こうして日本一を獲得できたのは、店舗のスタッフ、家族の支えがあり、そしてこれまでBBQを一緒にやってきた仲間やここにいるピットマスターの皆さんと一緒に勉強し合ったおかげだと思っている」と感謝を述べた。見事優勝に輝いた「THE SMOKE CLUB」は今年10月、米国・インディアナ州インディアナポリスで開催される世界最大級のフードスポーツイベント「WORLD FOOD CHAMPIONSHIPS(WFC)」 BBQ部門の出場権を獲得。すでに今年シード権を獲得し、WFCに臨む「WAGYU BOYS」と共に日本代表として世界一に挑む。 

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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